初心者がバンドに”加入”するのはリスクが高い?

バンド人間学

株式会社ふれくさぶるYouTubeチャンネル連動動画です。

こんにちは、くまちゃんです。
楽器楽しんでますか?

今日は前回の続きになります。
本当は前回と今回で一本の動画になるはずでしたが、
時間が長くなりすぎてしまうのと、まとまりを考えてあえての二本分割です。

最近MBHの本質に近づいてきたせいか、
台本書くのも気合が入りすぎてつい長くなってしまい、
もう書いてる段階から、「これはもう入らないだろうなぁ(^^;」てのが増えてきてます。

一応自分達なりに一本の動画の長さは決めていて、
長時間だと、まだ下手くそな僕らの度がにつき合わせるのもどうかなーって思うし、。
長時間であまりテーマを入れすぎないで、できるだけシンプルにしたいな、なんて思いもありつつ
一応15分位を目途にしています。
一番はこれ以上だと編集がキツイからなんだけど(^^;

台本とかを書き進めるうちに、バンド人間学のネタはどんどんうかんでくるので、
この先もそっちで困ることは無さそうですが、
何分、僕らのしゃべりがね(^^;
まだ6本位の動画ですから、なんの訓練もされてない素人がすぐに成長はできないんだけど、
なんとなく汗焦っちゃう気持ちもあります。
楽器初心者の方が、早く上手になりたい!って思うのと一緒ですね(^^)

話はそれましたが、今日も動画をよろしくお願いします。

既存のバンドに入るということ。

前回、バンドを組むやり方の中で、
一人で全員集める、という選択肢のお話をしましたが、
今回は、すでにほとんど出来上がっているバンドに加入する、という選択肢です。

動画でも言ってますが、この選択肢はある意味ではすごく楽だし、簡単です。
自分と条件が合えば、即活動に入れますから話が早いですよね。
でもそれなりのリスクがあったりするので、注意が必要だったりします。

一人でメンバーを集めるのであれば、自分の都合に合うメンバーを選択して、
悪く行ってしまえば自分の都合のいいバンドを組むことができますが、
自分が加入する場合はそうもいきません。

募集、応募を介して自分個人とバンドの代表者が話し合うことがありますが、
そのバンドの代表者がものすごくいい人でも、
バンドメンバーすべてが良い人、自分に合う人かどうかは別の話なのです。
加入してから苦労、後悔することがあるのもこの選択肢の特徴です。

くまちゃんのバンド加入体験。

この話は、この原稿を書いている時点で一番最近経験したバンド加入体験談です。

動画ではかなり簡略してお話してますが、
こちらではちょっと詳しくお話したいと思います。

僕自身、自分でバンドをやってはいるのですが、
もっと自分の得意なプレイを磨きたいってことで、
POPSなどをやるようなバンドに入って武者修行しようと思ったんですね。
で、バンドメンバー募集サイトに記事を投稿してたんです。

いくつか応募があって、お話をさせて頂いてたのですが、
細かい条件だったり、バンドの趣旨が合わない感じだったのでお断りしてたのですが、
あるとき、一件応募がありました。

その方はものすごく言葉遣いも丁寧で対応もよくて、
信用できる人だな、って思ったんですね。
正直条件はちょっと合わない部分もあったのですが、
その方が折衷案というか色々提案してくれたりしたので、
まだ会ったこともない人にそこまでしてくれるのかと、久しぶりに気持ちの良い募集だな、
って思って、もうなんとなく気持ちは前向きになってたんですね。

そのバンドは大所帯で、やる楽曲のヴァリエーションを広げるためにヴォーカルが複数いたり、
ブラス隊も居たり、その他は普通にドラム、ベース、ギター、キーボード、みたいな感じで、
昔でいう所の米米クラブやアースウインドファイアー見たいな大所帯バンドのイメージです。
やってることは違いますけどね。

で、ある程度メンバーがそろった時点でスタジオ入ろうって事にはなったのですが、
それまでちょっと時間があるので、先にグループラインを作って自己紹介位しておこう
みたいな流れになったんです。
で、そこで知ったのですが、僕とお話してくれた方はバンドのリーダーとかではなく、
あくまで募集要因というか、会社でいう所の人事部みたいな感じだったんですね。

リーダーというか、発起人みたいな人は別にいたんですね。
グループラインで自己紹介されたときから、「あ、ちょっとクセ強そう」って感じてはいましたが、
やっぱりその通りで、一人一人が自己紹介してるのに一つ一つお返事してるのはいいのだけど、
いちいちマウント取っちゃうタイプだったんですね。
しかも、言い方に気を遣わないタイプとでも言いましょうか?

「仕事忙しい方ですけど、バンドも出来るだけ頑張りたいです!」
って書いてる人がいて、
こういわれたら「無理のないように頑張ってくださいね」とか、「負担のないようにしてくださいね」
とか言ってもいいじゃないですか。
でもそんなリーダーは、「そんなんでバンドちゃんとできますか?」
って言っちゃう人なんです。
いや、普通思っても言わない(書かない)ですよね?

社会人で趣味程度のバンドで、生活よりバンドを優先しろって強要してるようなもんですからね。

ちょっとそれ見て僕的にはびっくりしたんですよね。
僕よりも年上の立派な大人が、人を気遣うこともできんのかい?
せっかくメンバー集めて、足を引っ張られるのが嫌って気持ちも分からなくはないですけどね。

その後、グループラインでその人のこだわりとか、考え方とか演説し始めて、
それを聞いて、3人ほど辞めて行きました。
まだ会ってもないのに、です(^^;

その人の言いたいのを要約すると、
「合わない人と無理にやってもお互いストレスたまるだけだし、
代わりはいくらでもいるので、辞めたい方はどんどん辞めて行って構わない」

って言い方をしてしまったんですね。

まぁ、それなりに色々な経験をしてきた中で、
結構苦い経験をしてきた中で今度こそは、いいバンド作り田老が故のキツイ言葉、
とも取れなくはないんですけど、

その言い方(^^;

急にグループラインから3人脱退されたので、
僕とお話を祖いていたいい人に聞いたら、
リーダーと直接話をできるようにするから話してみてくれ、
って言われて、グループ作ってきたのだけど、
僕にもすごく威嚇してきて。
文句あるなら辞めてもらってもいい、みたいな。
自分は商業バンドの経験あるから、色々わかってるんだ、みたいな?

凄い自信ですよね。

僕は意地悪なので、逆に興味持っちゃったんですよ。
こういう文章で強い言葉使ったり威嚇する人間って、
実際会うとどうなるんだろ?実際会って噛みついてやろうかな?
みたいな感じで(^^;

ま、実際会って見たのち、
僕にマウンティングすることも噛みついても来ませんけどね。
まだ、2.3回しか会ってませんが、臨戦態勢は解いてません(^^;

話がそれましたね(^^ゞ

そんなことがあったんですよね。

バンドの実態は入ってみないと分からない。

バンドの募集、応募のやり取りだけでは、
そのバンド内の雰囲気やメンバーって分からないじゃないですか。
求人募集にも似てますよね。
「アットホームな会社です!」なんて言いながら、実態超ブラック、みたいな。

初心者に限ったことではないですが、
自分が加入するバンドが良いバンドかどうかの判断は難しいです。

後から加入知る人間に対しての配慮、これをしてくれるかどうか、
ってのが大きいと思うんですよ。
ありがちなのが、加入してくれた人をほったらかして旧メンバーだけで話盛り上がっちゃうみたいな感じですね。
多分これって、「自分たちはこんなに楽しいメンバーなんだぜ!」ってアピールなんだと思うんですけど、そのアピールはともかく、手を伸ばして新メンバーを引きこむ配慮は必要ですよね?

もう仲間なんだから、自分から話に入ってこなきゃ!って言う人も居ますが、
それが出来る人も居るし、できない人も居るし、
出来ても時間がかかる人も居ます

自分が多勢側なのをいいことに、新規の人を気遣えないようなバンドは、
後に必ず問題が起きますしね。

基本メンバー募集って、

これから長い時間一緒に楽しい事をしていく仲間を募集する、

って事じゃないですか。
足りないパートの穴を埋めるとか、自分のやりたいことの手助けさせるとか、
そういう意味ではないはずです。
プロはね、それでもいいんですよ、。
お金払って、自分のやりたいことの手助けさせる、
足りないパートの穴埋めするとかでも、
双方に利益ありますしね。

でもアマチュア、趣味の場合は、自分だけでなく、
相手にも利益、メリットがある形に収まるのが理想的ですよね。

募集、応募の段階、というか正式加入の前に、
相手がどんなバンドなのかを見極める方法については、
僕なりの持論がありますので、それはまた別の機会にお話します。

加入後のペース配分。

初心者が既存のバンドに加入した際に一番問題になるのが、

ペース配分です。

これは初心者に限ったことではないんですが、
一曲をコピーするのに必要な時間って、技術力だけではなくて沢山の要素の影響があります。

家族構成、家族の環境、仕事の種類、環境もそうですし、
その人個人個人の環境がすごく影響してきます。
独身暮らしのフリーターなら時間を自由に使うことができますが、
家族の面倒を見ながら隙間に楽器を楽しむお母さん、
普段の激務のストレスをバンドで発散したい人、
とか、環境はそれぞれなんですよね。

ここが、学生のバンドとちょっと違う所ですね。

こういう色々な環境の中で、自分なり時間を作って曲をコピーしたりするのですが、
どうしても曲のコピーにかかる時間は違います。
パートによっても違いますよね。

こだわりや精度を抜きにすればヴォーカルさんは割と楽な方だし、
曲を覚えるのもどこでも可能です。

楽器の人間はそうはいかないですしね。
特にドラムは、イメトレだけで何とかなる人も居れば、
ちゃんと叩かないと仕上げられない人も居ますしね。

そういうパート、環境、技術力、曲のい難易度とかの総合で、
一曲コピーできる時間って、一人一人違うわけですが、
その差をどう埋めるかが問題なんですね。

ある程度経験があれば、その辺のペース配分を埋めるのは容易だと思いますが、
初心者だとそうはいかない。

動画でも言ってますが、そういうのにじれちゃう人が多いのも事実。

そういうペースを合わせるのって、
経験値が上の人しかできないんですよね。

初心者や経験が浅い人が目いっぱい頑張ってるペースは、
それ以上すぐには上げられないんですよ。

例えばカップルとかで、体格が大きくて歩幅も広い男性と
小柄で歩幅が狭い女性ではどうしても女性の方が遅くなってしまう。
そんな時、基本男性が歩みを合わせてあげるのがベストじゃないですか。

瞬間的に女性が合わせようと小走りで追いかけることはできても、
ずっと出来るわけじゃないですよね。
疲れてしまうし、自分を気遣ってくれない相手に失望したりします。

これ、バンドでも言えることだと思うんですよね。

初心者歓迎!の裏側。

バンドの募集で、良く「初心者歓迎」の文字があったりしますが、
これを鵜呑みにすると、痛い目を見たりします。

要するに、募集する側の「初心者」と応募する側の「初心者」では、
意識というか定義というか、色々差異があるんですね。

単純に言って、楽器弾くのもままならない「楽器初心者」
楽器はある程度弾けるようになったけど、「バンド初心者」
これどちらも「初心者」で記載されてるんですよね。

初心者にまつわるトラブルってこういう意識の差が大きいです。

RPGのように、経験値たまってレベル5とか数値化できれば、
「楽器初心者歓迎レベル2以上」とか募集出来るんですけどね(^^;
「バンド未経験歓迎、楽器レベル4以上の方」とかね。

これが、差別か区別なのかは別にして。

大抵の場合、初心者歓迎で募集を出す側に問題があったりします。
「初心者といっても、募集サイトを見るくらいだから最低限の事は出来るだろう」
とか、妙な思い込みが発生したりするんですよね。

以前の動画でも言ってますが、僕個人的に初心者歓迎の募集を出すなら、
昨日楽器買った人でも受け入れます。
ただ、その人の人間性重視ですけどね。
人間が良ければ、その後の成長に期待するよ、って感じですね。
上手くても一緒にいるのがつまらないやつより、
下手でも一緒にいるのが楽しい人がいた方が、間違いな
楽しくなるから。

だって「趣味」のバンドですからね。

初心者歓迎の募集を出す側も気を付けてほしいところでもありますし、
応募する側も、良く吟味してほしいところですね。

僕もそうですが、
ちゃんと初心者歓迎の受け入れ態勢を整えてるバンド、社会人サークルなどもありますので、
そういう所なら安心かもしれないですね。

結局どうすればいいの?

以前話した、4つのい選択肢の中で
初心者のオススメのバンド形態は、

一つのバンド専門のコピバンのメンバーを全員集める。

って感じですね。
一番大変じゃん!って思うかもしれませんが、
バンド組んだ後のトラブルが一番少ないし、
ストレスが少ないのもこの形です。

バンドの加入するリスクは上に書いた通りですし、
いろんなバンドの曲を集めるコピバンは、どんな難易度の曲をやらされるか分からないし、
自分の知らない曲や嫌いなタイプの曲をやらされるのって、
最初は凄くストレスなんですよ。

自分の好きなバンド一つのコピバンって事は、
苦手なタイプの曲でも頑張れたりするし、基本的にそのバンドが好きなので、
モチベーションの維持が楽なんですよ。
初心者の方で難しいのが、モチベーションの維持なんですね。

もう楽器をある程度弾いて、少し自信がついてきたりすれば、
楽器を弾くこと自体が好きになれるので、モチベーションの維持は楽になりますが、
楽器を弾くのが好きになれるかどうかも分からない段階では、
好きな曲、好きなバンドを演奏するのが一番楽しいんですよ。

人間関係もそうで、
嫌な人や苦手な人がいると、そこが気になって練習するモチベーションが下がります。
増して、一度でも文句言われそうなものなら、
どうせ練習しても文句言われるのかな?なんて思ったら練習する気も失せるってもんです。

それなら、自分と同じような初心者だったり、
自分の事を気遣ってくれるいい人を、自分で選ぶ方がいいじゃないですか。

動画でも言ってますが、
目標達成には時間がかかります。
しかし、焦ってもいい事はないです。
初心者に限ったことではないですが、バンド結成しても何度もメンバー交代してしまったり、
問題やトラブル満載で先に進めなかったり、そういうバンドは沢山あります。

なぜ、そんなことが起きるのか。

人選がいい加減、もしくは技術しか見てないからですね。

バンドや小さな社会。
人と人が絡む以上、いい人選、いい人と出会うことが、
良いバンド、音楽を作るための一番大きなファクターだということが、
バンド人間学、の大きな
意味なのですね。




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