SIGMA 56mm F1.4 DC DN(MFT)を選んだワケ。

カメラレンズ

先月に引き続き、「私の推しレンズ」のご紹介です!
今回はちょっと特殊な環境で人物撮影を行っている、
カズやんさんからのご紹介です!
最後まで読んで、レンズ選びの参考にして頂けると嬉しいです!

「自分も撮りたい」という気持ち。

私の推しレンズはシグマの56mm F1.4 DC DNです。
このレンズがなければミラーレス一眼を買っていないと言っても過言ではありません。

ひょんなことからライブアイドル(地下アイドル)を応援するようになり、写真を撮るファンの方が多いこともあって「自分も撮りたいな」と思いました。
ただ、ライブハウスでの撮影は照明が当たっているとはいえ室内での動きモノで写真を撮るにはかなり厳しい。
実際ガチで撮っている人は『フルサイズ機に白レンズがデフォ』という感じで自分には予算的に到底無理…。
仕方なくコンデジでライブ以外の特典会や撮影会だけ撮っていました。

推しレンズとの出会い。

そんな時に存在を知ったのレンズがシグマの56mm F1.4 DC DNでした。

フォーサーズセンサーなら換算112mmの中望遠となりF1.4と明るく当時の最安値は4.2万円。
F1.4ならいわゆる大三元ズームのF2.8より2段も明るく集光力は4倍。
高感度性能が1画素あたりの面積に起因するというなら、
センサー面積がフルサイズの1/4のMFTでも2段明るいレンズなら…。

「だったらよりセンサー面積が大きいAPS-Cの方がいいやん」というところですが、ボディ側の手ぶれ補正機能の有無やボディの価格、そして「換算112mm F1.4が4万円台で買えるお得感(APS-Cなら換算84mm F1.4)」があってミラーレス一眼を買う踏ん切りがつきました。

そんな経緯でLUMIXのDC-G9と共に買ってから1年半以上経ちますが、ずっと変わらず私のエースレンズです。

特殊な環境での設定について。

試行錯誤の末に辿り着いたライブ撮影の設定はMモードで絞り解放F1.4のSS500でISOオート。
推しの事務所の自前のライブハウスでしっかり照明が当たっていてISOは概ね800前後。
照明が暗めのライブハウスでは2000前後だったり、照明が明るいライブハウスでは400前後だったり。
F1.4の明るさと適度な焦点距離で、他のレンズを買い足しても替えの効かないレンズとなっています。

と、ここまでの導入経緯がある意味ほぼ全てなのですが、ここからは実際に使用していての感想です。

実戦で使えるか?

φ66.5mm × 58.1mm 256gと大口径中望遠としてはすこぶるコンパクトで軽い。
贔屓の引き倒しを承知の上でフルサイズの105mm F1.4や135mm F1.8と比べたらまさに驚異的。
(口径が40mmと75mmなので当然なのですが、それこそが小フォーマットの利点なので…)
G9での使用は単体でも縦グリップを付けていてもバランス良好。
「フードは絶対に着ける派」なのでフード付属は地味に有難い。
フードは換算112mm用としてはかなり短く感じますが、これは換算84mmになるAPS-C版と共用なのでやむなし。

ステージ奥からの強い照明の影響でAFが盛大に迷子になるのはボディ側の問題で、
レンズ側のAF速度に不足はありません。
前述の通り軽いので縦グリップを付けたG9(約1kg)でもレンズの重さを感じず振り回せます。

私のエースレンズ。

描写に関してはライブ撮影専用という特殊用途なのでF値の明るさがやはり大きいです。
撮影対象が動きモノなのもあって「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」でとにかく数を撮ることを心掛けていますが、RAWで撮ってノイズ除去ソフトのDxO PureRAWでJPEG変換しているのもあって、
ISO800以下ならかなり高精細に撮れてくれます。
ガチピンがくればピクセル等倍で見ても文句なしです。

あと、これはレンズ固有ではなくMFTの特性との兼ね合いの話なのですが…。
換算焦点距離112mmのF1.4でありながら、
被写界深度はフルサイズの同焦点距離のF2.8相当になるのが有難いです。
「ピンボケは問題外」と思っているので、F1.4で高速シャッターを切りながら被写界深度が浅すぎないのが嬉しいです。
「だったらフルサイズのF2.8でISOを上げればええやん」というところですが、
ズームの利便性を捨てているとはいえ半額以下の予算で実現できるとろが庶民には有難いのです。

以上、「ケチのスペック厨」の私の推しレンズ、シグマ 56mm F1.4 DC DNでした。

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